注釈
古い下書きを発掘したので発表します。
どうやら、iOSのシェア低下の次に掲載する目的で書いた文章のようです。
当時のままの表現になりますが、意外に的を射ているようでもあるので、恥を忍んで公開します。
段々エキサイトして我を失って行きますのでご勘弁を。

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前回、安いAndroidタブレットの存在が現時点で普及したiOS端末に取って代わるだろうと予想した。
長い目で言えばこれは間違っていないと思うのだが、現状で出回っている安い端末について調査を進めるにつれ、「これはひどいよ!」と言う思いに至った。

安い端末の多くがGoogle Playに対応してません。
アプリケーションをGoogle Playにだけ供給しているデベロッパーのソフトウェアを、そのまま初心者が導入することが困難なのです。

例えばRadikoと言う日本各地の地上波ラジオを、インターネット経由で聞くことができるアプリケーションがあるけれど、これはアプリの公開先がGoogle Playに限られている。
ま、Radikoのサイトに行けばアプリケーションがなくても聞くことはできるだろうが、これでは簡単操作でラジオを聴きたいユーザーには勧められない。

現状、Android端末のメーカーは、自社の端末の囲い込みにご執心だ。
この構図もまた、どこかで見たことがある。

Windows98の頃がひどかった。
日本のPCメーカーは、こぞって自社のアプリを自社PCにプリインストール。
初めて電源を入れれば、そのメーカーが運営するインターネットプロバイダのオンラインサインアップが自動的に始まった。
さらにそのマシンには、一般的に見れば魅力は無いが使えないこともないアプリケーションの、ライト版や体験版が無数にインストールされており、半年後などにバージョンアップするよう促され、クレジットカードの番号を聞きだしては小銭をむしり取られる。
思い出しても吐き気がする時代だ。

その時代にAppleも、同様な道を歩きそうになっていた。
Performaと名付けられたMacintoshの一種は、各種アプリがプリインストールされて出荷された。
しかしWindowsメーカーが暴力的に詰め込んできた無惨なアプリケーション群とは少々趣向は異なっており、意外に良い出来の物が多く付属していた。
特にマスコットメーカーと言うアプリは一種の開発環境と言っても良い異色な存在で、アプリを開発する楽しさを手軽に味わわせてくれる、希有な存在でもあった。

Lindowsと言うOSもひどかった。
Linuxの良いところの上澄みをすするのが目的の、この出来損ないOSは、ライブドアが販売していたと記憶している。
ハードウェアとのセット販売があったかどうか、もう調べる気にもならないのだが、このOSとアプリケーションマーケットを一括りにしてパッケージングするビジネスモデルは、半端なことをやられては気分を害するだけの存在となる。

他でも使われているOSが、メーカーの意図によってアプリケーション導入が制限されると言うこの形態は、同じOSを使っているにも拘わらず、こっちのマシンでは導入できても、あっちのマシンでは導入不可能と言う事態が容易に起こる。

思考停止状態を好む一部の人々には好まれるのかもしれないが、業界を俯瞰して全容を知っている人間にとっては我慢できる物ではない。

今の一部のAndroidを取り巻く環境は、Windows98時代のPCまたはLindowsOSの悪夢の再来だ。
オープンな技術が、メーカーの利益確保のために歪んで使われている。
この状態であれば、一社で上手に環境をコントロール出来ているiOS一派の方がまだ健全だと言える。